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(65)高齢期の資金確保の選択肢 

2019.11.15

リバースモーゲージとリースバック

人生100年時代の高齢期における生活資金確保として、リバースモーゲージやリースバックの活用が考えられますので、その活用を自宅に絞って、簡単に紹介します。


【リバースモーゲージ】
自宅を担保に融資を受け、生存中は利息を返済します。相続時に相続人が完済するか自宅を売却して完済します。
例1: リフォームや介護施設への入所のための一時的な費用を準備したいとき。
例2: 日々の生活費が年金などでは不足するときの生活資金に充てたいとき。
注意点1   何年か経って、自宅の担保評価が低くなり、借り入れの方が多くなると差額の返済を求められます。
注意点2  相続人がローン残金を返済するために自宅を売却し、相続できなくなる可能性があります。
注意点3  長生きしすぎると毎年受け取っている借入額が極度額を超える可能性があり、その時点で融資を停止されてしまうかもしれません。


【リースバック】
自宅を金融機関に買い取ってもらい、リース契約を結び賃貸料を支払いながら使用します。
例1: 売却代金を生活資金に充てます。
例2 :自宅を残してあげたい相続人がいないときに現金化することができます。
注意点1  自宅を売却するため、そこに住み続けたい場合には賃料を払い続けなければなりません。


老後の資金確保の選択肢が広がりましたが、それぞれの特徴が伝わったでしょうか。

 

代表取締役社長 北嶋

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