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コラム「遺言執行というタフなお仕事」

2023.01.20

遺言者が亡くなられた後、遺言書に指定された人(遺言執行者)が速やかに遺言の内容を実現することを、「遺言執行」といいます。しかし、これがなかなか一筋縄ではいかない、タフなお仕事なのです。

 

「あなた、いったいどこの誰?」

開口一番、相続人に不信感をあらわにこう言われると、「ああ、今回の執行はつらくなりそうだなぁ」としみじみ思います。

他にも、こういうことを言われることがよくあります。

「あなたは兄の味方ですよね。私は一切、協力しませんので、もう電話しないでください」

「遺言書なんて関係ありません。法事の時に話し合って分け方を決めます。あなたに頼む仕事は一切ないですよ」

「なぜ、あなたに大事な手続きを任せなければならないのですか。私は、あなたがまったく信用できません」

「弁護士に相談してお返事しますので、それまで絶対に何もしないでください。もし許可なく手続きを進めたら、訴えます」

実際は聞くに堪えないほど、感情的な言葉遣いをされる方も少なくありません。自分の相続する分が少ないと、ねちねちと皮肉を言ってくる方も多いです。また、一言一句メモや録音をする方もいるため、発言には非常に気を使います。

遺言執行者とは、すべての相続の対象となる方の代理人となり、速やかに遺言の内容を実現することが仕事であり、義務になります。そしてそれは、亡くなった遺言者から依頼されたものです。相続人の誰かから依頼を受けたわけでありません。また、特定の相続人の味方ではないため、ただ粛々と、遺言者が希望して書いた遺言書の内容通りに、手続きを進めていきます。遺言執行者が選任されている場合は、たとえ相続の対象となる相続人であっても、遺言執行者の活動を妨げてはならないとされています。

しかし、勉強していない人に、そのような知識はありません。遺言執行者を信用していないので、執行者がいくら詳細に説明しても、まったく受け付けてくれないのです。

「弁護士に言うぞ!」という脅し文句もよく聞きますが、私たちとしては大歓迎です。そのほうが話は早く、「お願いだから弁護士に聞きに行ってください」とさえ思います。しかし、そう言う人ほど、実際には弁護士のところに行きません。

「遺言書があっても、誰か一人でも不服なら無視して話し合いできる」とか「遺言書に書いてあるもので、もらいたいものだけ選んで、いらないものは拒否できる」など、自分に都合のいい間違いを信じている人も多々いらっしゃるのが現実です。

 

コメント

どんな罵詈雑言を浴びせかけられても、遺言執行者は法律に則り、淡々と手続きを進めていきます。しかし、やはり気持ちの良いものではありません。

何度も電話がかかってくる、詳しい友人を連れてくる、振込先の口座を教えない、委任状を返送しない等、私は今まで様々な経験をしてきました。この経験が、私の「相続コンサル」の糧になっていると感じます。

最近は「遺言執行をしたことがない人は、遺言書作成のコンサルをすべきではない」と強く思うようになりました。世の中には、「遺言書作成支援サービス」を行うところが増えています。ただ、そのサービスを提供している自称コンサルタントの全員が、遺言執行をしたことがあるのかというと、そうではないと思われます。

皆さんはぜひ、遺言執行を多く担当し、様々な困難を乗り越えてきたコンサルタントに遺言作成支援を依頼されることをおすすめします。真贋は、ご自分の目で見抜くしかないのです。

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