お知らせ NEWS

全国相続サポートセンターで受け付けた相談事例をご紹介します。

【内容】

主人が61才、私は53才、主人は前婚で子供が3人、私たちの間に子供が2人います。

主人が亡くなったあともめるであろうと覚悟しつつ、準備していきたいと思っています。

自宅は最近生前贈与で私に名義変更しました。もうすぐ生命保険が切れるのですが、次相続対策でどんな保険に入ったらよいでしょうか？

貯金はわすがしかありませんが、日々どんなことを気をつけていけばよいか教えてください。

まだ下の子は大学生です。

遺言書を書いてもらう予定ですが、対策を教えてください。

【回答】

相続対策は大きく三つです。

①遺産分割対策（将来揉めずに財産を上手に分けるための対策）

②納税資金の準備対策（相続税を期限までにキチンと支払うための対策）

③節税対策（相続税を適正に引き下げるための対策）

相続税が掛かりそうな方であれば、三つをバランスよくやっていくことを目指します。相続税が掛からないようであれば、①だけをしっかりやっていけばいいでしょう。どのような生命保険に加入すれば良いのかも、上記①～③のどの対策のために加入したいのかによって変わります。

ご主人様の財産内容の詳細が分からないため、なかなか現時点での具体的なアドバイスは困難です。ただし、確実に言えることとしては、前妻との間の子3名の遺留分には要注意です。前妻との間の子達には、各々1/20ずつの遺留分があります。遺留分は遺言よりも強いため、ご主人様の財産の最低でも3/20は相手に相続させざるを得なくなると考えておいた方がいいでしょう。したがって、その心づもりと具体的な準備が必要です。