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しあわせ投資「前向きに考える資産運用」
2019.06.20
前向きに考える資産運用
皆さまは、「風が吹けば桶屋が儲かる」という日本のことわさをご存知でしょうか。語源は江戸時代にまでさかのほります。今回は、このことわざから資産運用について考えてみたいと思います。
ことわざから考える
「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、ある事象の発生により一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことをたとえたことわさです。由来は次の通りです。
①風が吹けば突風で砂ぼこりが立つ
②砂ぼこりが目に入り、視力を失う人が増える
③三味線を買う人が増える(江戸時代の視覚障がい者が就く代表的な仕事)
④三味線の皮の材料に猫皮が必要になり、猫が捕獲される
⑤猫が減るとネズミが増える
⑥ネズミが増えて、桶がたくさんかじられる
⑦桶の修繕や買い替えが増えて桶屋が儲かる
今と昔では時代背景が異なりますが、この関係性を資産運用に当てはめて考えてみましょう。
例えば、以前ご紹介したAIを例にとってお話します。
最近「システムにAIを導入したJAL(日本航空) が想定以上の効果をもたらした」とのニュースがありました。長年使用していた旧型のシステムからAIを活用した最新システムに刷新したところ、空席の改善に大きく寄与したとのことです。これを実際に次のように当てはめてみましょう。
①AIを活用したシステムに刷新する
②JALの業績を押し上げる
③JALの株価が上がる
④航空業界の株価が上がる
⑤設備投資增加、顧客サービス向上
⑥航空業界に関連する企業の業績が上がる
あくまでも予想ですが、一つの事象から全く関係がないと思われるところに良い影響が出る可能性もあります。
POINT
一つの事象が、どこに、どのように波及していくのかを考えてみましょう。
投資のヒントを探す
日頃から目にするものや、趣味や仕事に関することなど、様々なことに興味を持つことで、一つの事象から思わぬ関係性を導き出すことができるようになるかもしれません。そうした関係性を読み解き、皆さまが「これに投資したら面白いかも」と思うものがあれば、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
POINT
「運用しなければ」という不安な気持ちで資産連用を考えるよりも、投資を前向き」に捉えることができるはずです。
投資のヒントは至るところに転がっているのかもしれませんね。
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