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AIを活用した投資の方法

世の中には様々な投資方法があります。 今回は、最近よく耳にする「AI（Artificial Intelligence）＝人工知能」を活用した投資の方法についてご紹介します 。

 

質問に答えるだけでポートフォリオ完成

みなさまの中には、「資産運用を始めてみたいけど、良く分からない」「どのような商品に、いくら投資すれば良いか分からない」といった方も多くいらっしゃると思います。 また、資産運用を考えること自体が面倒と感じたり、お金が減るのではという不安から投資に踏み切れなかったりという方も多いでしょう。そこで手軽に始められると注目されているのが、AIを活用した投資です。

進め方は簡単で、質問形式で問いに答えていくという流れです。

例えば、「毎月積立を希望しますか」「まとまったお金を投資したいですか」「具体的にいくら投資したいですか」「現在の年齢」「投資の期間」「これまでの投資経験」「ご自身の投資に対する考え方」「急な出費に対する備え」「1ヵ月で10％下落したらどうしますか」などがあります。これらの質問に答えることでみなさま（投資家） の考えに合ったポートフォリオ（資産配分）が提示されます。

 

結果を読み解くことが需要

実際に提示されたポートフォリオを見てみると、国内株式27％、国内債券30％、外国株式12％、外国債券25％、外国REIT4％、現金2％など、具体的に資産配分を示してくれます。また「運用成果が大きく期待を上回る場合」「80％の確率で期待できる金額」「期待を大きく下回る場合」など、将来の運用成果を予測してくれます。自分の投資方法を代わりに考えてくれるので、これから資産運用を始めたい方にとって大いに活用できるものかもしれません。

しかし、AIを活用したからといって、資産運用で確実にお金が増えると断言することはできません。結果を読み解くこと、長期の運用をすること、ドルコスト平均法を活用して積立を行うこと、様々な資産に分散投資を行うことが重要であると言えます。

 

今後も判断力、経験を積むことは必須

また、AIを活用することで資産運用を始める心理的なハードルを下げる効果もあります。人は物事を決める時、誰かの後押しが欲しいものです。これからの日本は、超高齢社会を迎え、自分のことは自分で備える時代です。資産運用を始めるきっかけとして、最新技術であるAIを活用しても良いと思います。

今後の資産運用においてAIが投資のスタンダードになる日がくるかもしれません。しかし大事なことは、最終的には自分自身で判断し、決定することです。あくまで、参考として活用し、自分自身の判断力や経験値を積むことがなによりも大切なことでしょう。