お知らせ
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◎相談事例のご紹介◎遺産分け
2019.03.08
全国相続サポートセンターで受け付けた相談事例をご紹介します。
遺産分け
【相談内容】
夫(55歳)の父(死亡)名義の一戸建に、現在私と夫で住んでいます。急な転勤辞令が出て二人共転居したいのですが、数年後には戻って来るつもりです。母(90歳、入院中)が亡くなった時に、住民票がこちらに無いと家を相続するには不利となるのでしょうか?
夫には兄がおり、不仲で30年近く家には帰ってきてないとの事。ただ、母の財産管理だけはしている様子です。もし、私達の相続に反対されれば、住めなくなりますか?築50年の木造住宅で、売れるとは思えません。土地はまた、亡くなった遠い親戚の名義らしいです。住民票を移すかどうか、急ぎで決定しなければならない状況です。
【回答】
住民票の有無と実家相続の有利・不利は、法的には直接の関係はありません。母親が亡くなった際に法的に有効な遺言が無かった場合は、兄弟2人で遺産分けの話し合いをすることになります。お客様が実家を相続できるかどうかは、兄にOKしてもらえるかどうか次第です。OKがもらえない(合意できない)ときは、家庭裁判所の調停、それでもダメなら審判に委ねるしかありません。結果として、お客様が実家を相続できない可能性は出てきます。
従って、どうしても実家を相続したいのであれば、何としても兄弟の話し合いをまとめることです。あるいは、母親が遺言で実家の承継者としてお客様を指定していれば、話し合い不要でお客様が相続することが可能です。ただし、その場合でも兄には遺留分があります。母親の財産が実家以外あまり無ければ、結局お客様が兄にそれなりの現金を渡さざるを得なくなります。
また、土地の方も少し気になります。亡くなった親戚の名義のままということですが、その正当な承継者(権利者)がお客様の親御さんということなのでしょうか?それ以外に権利を持っている親族は一人もいませんか?親御さん以外にも権利者がいる場合は、今後厄介なことになるかもしれません。
正当な権利者が誰なのか、一度確認をお勧め致します。
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